白雲病に罹患
先日ご紹介したらんちゅう。
撮影後も塩水浴を続け、今朝になり様子を見たら違和感が。
尾びれ、腹部、頭に、白いモヤモヤがありました。
おまけに殆ど泳がず、底でジッとしています。
食欲もなく、エラの動きも苦しそうなので白雲病と判断。
本来であれば全換水するべきでしたが、らんちゅうは水温・水質の変化にとても弱いらしく、ショックを起こしたらと不安に思ったので、とりあえず半分だけ新水に。エアレーションをかけ、メチレンと0.5パーセントの塩を加えて、薬浴を開始しました。
私が白雲病の治療をするときは、冬~春先の発症であればヒーターを併用していましたが、今回は水温も十分に高かったので使用せず様子を見ることにしました。
現在、薬浴を開始して丸2日経過。
粘液の過剰分泌によって起こる白いモヤモヤは、少しずつ減ってきている気がします。
動きも、メチレンを使用する前と比べて活発になりました。
このまま回復して欲しいです。
輸送によるストレスと、HCにいたときの水質悪化が引き金になったかな。
実は引き取りに行った際、飼育水が前日と比べてかなり白濁してたんです
なので、同じように貰われて行ったらんちゅう達も、何かしらの病気を持っている可能性が高いです。これはHCのアクアリウムコーナーだけに限らず、金魚すくいの屋台でも同じ。たとえどんなに水質管理がしっかりされていたとしても、病魚のない水槽から健康な魚を連れ帰ったとしても、環境の変化によるストレスで体調を崩し、いきなり発症することも十分ありうるのです。
ですから、新たに買った魚は、いきなりメイン水槽に入れるのではなく、まずは単独で飼育して様子を見ることをオススメします。でないと、もともと飼っていた魚に病気を感染させることになってしまいますので……。
★治療用 0.5パーセント塩水の作り方★
①水1リットルに対して塩大さじ1(5グラム)を加えるだけ。簡単♪
★メチレンブルーの使い方★
①容器をよく振り、水1リットルに対して1滴加える。これでも十分効果があります。
上記の水で薬浴する場合は、どちらも
必ずエアレーションをかけてください。
また、0.5パーセント濃度の塩に対してショックを起こす魚もごく稀にいるそうなので、病気治療目的以外での塩水浴は0.3パーセント程度から始めたほうが安全かと思います。
◆2013.7.30追記◆
症状悪化による転覆の結果、残念ながら予後不良となりました。
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