金魚掬いの金魚達 1

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2013年09月18日 23:43



 余目まつりで金魚すくいをしてきました。
 1回300円、モナカとポイを選べます。
 私はモナカを選び、出目金3尾、小赤4尾の計7尾掬いました。
 画像は、家に持ち帰り、水温を合わせている時のものです。



 金魚すくいの水には、ほとんどの場合、薬品が入っています。
 細菌感染防止、寄生虫の駆除が目的です。
 家にはメチレンブルー水溶液しかないので、この金魚達の導入にはメチレン+0.5パーセント濃度の塩水でいくことにしました。水温は26℃なので、ヒーターは使用しません。ろ過装置は体力の無い小さな金魚に対して水流が強すぎるので、初日はエアレーションのみ、緩くかけます。水槽のサイズは30センチ、水量は通常の半分にしました。



 水温合わせが終わったら、水槽内へ放します。
 極端に状態が悪い場合は、この時点で死んでしまう金魚もいます。
 ですがこの金魚達は、初めは水質の変化に戸惑って動きが鈍くなったものの、30分もすると泳ぎだすようになりました。とりあえず、第一関門突破です。
 ですが、中には「ちょっと危ないかな……」と思う個体もいる訳です。



 1番見た目が悪いのが、この小赤。
 腹部が黒く変色し、力なく泳いでいます。もしかしたら、既に腐ってしまっているかもしれません。残念ながら予想は当たり、この金魚は導入翌日の朝に死んでしまいました。引き上げてみると、腹部がやはり腐っていて、触れると溶ける程に脆くなっていて、手の施しようがありませんでした。



 次にこの出目金。
 先輩出目金である新右衛門子さんのように、腹部がうっすらと退色し始めているのはいいけれど、尾鰭が傷ついていて、粘膜も過剰分泌気味。そしてあまり泳ぎたがらず、底に沈んでいることが多いです。
 底に沈んで、次第に自力で水平を保てなくなってくると死ぬ可能性が高くなってくるので、どうなる事かと冷や冷やしながら見守り続けました。



 残りの出目金は、体表も綺麗で元気そう。
 金魚すくいの出目金=ハネ(選別漏れ)なので、あまりエサをもらえなかったのでしょうか。頭でっかちで、とても痩せていました。ふやかしたエサを1粒与えると、奪い合って食べていたので、よほどお腹がすいていたのだと思います。



 こちらは導入2日後、今日の夜に撮影したもの。
 エサを食べ、活発に動けるようになってきました。
 フン処理のための水作エイトSを投入したので、メチレンの色が薄くなっています。
 ※どうでもいいことですが、私はロカボーイより水作のほうが好きです。
 塩分濃度は変わらず0.5パーセント、水温も26℃前後を維持。
 


 そして、危ないんじゃないかと思って様子を見ていた出目金は、少し元気になりました。まだ体表が少し濁って見えますが、当初と比べると状態は良いように思います。



 小赤たち。痩せているので、ものすごく頭でっかち。
 早くも人に慣れ、指を近づけると寄って来ます。

 仲間を1尾失ってしまいましたが、残った金魚達には長生きして欲しいです。

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